契約者が死亡したドコモ携帯・スマホを解約する方法 【むずかしい】
2018/05/23
まずはお悔やみ申し上げます。
ドコモの契約者が亡くなったら
携帯電話も手続きが必要です
身内が亡くなった場合、残された方は様々な手続きを取る必要があります。
そんな中で、忘れがちなのが、ガラケーやスマートフォンなど、ドコモとの携帯電話契約です。
亡くなった方の名義でNTTドコモとの契約がある場合には、契約者死亡の手続きが必要です。
どんな手続が必要なの?
ドコモとの契約で取れる3つの選択肢
亡くなった方がドコモ携帯の契約者だった場合、考えられるパターンは以下の3つがあります。
残念ながら、すべてのパターンが説明されない場合や、特殊な手続きの為スタッフに知識がない場合があります。
新規契約や機種変更の手続きに比べると、契約者本人死亡の手続きは件数が少ないので、間違った案内をされる可能性も高いでしょう。
ショップの担当者に、親身な対応をとってもらえないと感じた場合には、手続きを切り上げて、別のショップに出向くなどの対応をとるのも一つの方法です。
契約者死亡として契約をやめる「解約」
1つめは、使用する予定がない場合に、契約者の死亡を届け出て「解約」する方法です。
解約の手続きが終了した時点で、電話やメールなど携帯電話の通信は使えなくなりますが、携帯電話・スマートフォン本体は遺品として手元に残すことができます。
家族が契約を引き継ぐ「承継」
2つめは、亡くなった方の契約を、そのまま家族などが引き継ぐ方法です。
この手続をドコモでは「承継(しょうけい)」と呼んでいます。
契約者の名前が変わるだけで、電話番号やメールアドレスなどは変わらずそのまま使い続けることができます。
もちろん、携帯電話・スマートフォン本体も手元に残りますし、通常の契約と同じように、メールアドレスの変更や、機種変更やMNPなどもできます。
一旦家族が「承継」したあとで「解約」する方法もあります
3つめは、亡くなった方の契約を一旦親族が「承継」し、その後「解約」するという、いわば「承継の変形版」です。
このパターンの場合、亡くなった方の電話番号やメールアドレスを使い続けることができますので、亡くなったことを知らない人からの連絡を受けることができます。
そして、ある程度連絡がついたあとに、通常の解約手続をすることで解約ができます。
故人のドコモ契約を変更する手続きと注意点
必要なものの準備ができたらドコモショップへ
どのパターンにするか決めたら、手続きをしましょう。
これらの手続きは、すべてドコモショップに出向いて行う必要があります。
契約者死亡として「解約」する場合
解約手続きに必要なもの
解約手続きに必要な物は以下の3点です。
- 契約者の死亡が確認できる書類
- SIMカード
- 来店者の本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
契約者の死亡が確認できる書類は、葬儀の案内状や死亡診断書 などで、可能な限り原本が望ましいですがコピーでも構いません。
できれば複数あったほうが良いでしょう。
SIMカードは通常なら携帯電話にセットされていますし、非常に小さいものですので、取り出さずに携帯電話ごと持参して問題ありません。
もし準備できるなら、契約者の本人確認書類もあったほうがいいでしょう。
家族が「承継」する場合
手続きができる人
ドコモショップの窓口で、契約を承継する人本人が手続きをする必要があります。
承継手続きに必要なもの
承継手続きに必要な物は、以下の3点です。
- 相続関係がわかる書類(戸籍謄(抄)本など)
- 継承する人の本人確認書類(運転免許証・パスポートなど)
- 支払いに使用するクレジットカードまたは通帳、キャッシュカードと金融機関の届出印
相続関係がわかる書類(戸籍謄(抄)本など)で契約者の死亡が確認できない場合には、契約者の死亡が確認できる書類として葬儀の案内状や死亡診断書などが必要です。
可能な限り原本が望ましいですがコピーでも構いません。
できれば複数あったほうが良いでしょう。
契約内容はそのまま引き継ぎされる
料金プランや割引サービス、ポイントなど、契約内容はそのまま引き継がれます。
料金の支払いは契約を引き継いだ人が行うことになりますので、支払いに使用するクレジットカードや口座引落の手続きが必要になります。
手続きが漏れやすい契約もあります
ガラケーやスマホ以外の契約にも注意
最近では、スマートフォンやガラケーなどの携帯電話以外でも、ドコモへの手続きが必要になるものが増えています。
代表的なのは、下記のようなものです。
- dカード/DCMX(クレジットカード)
- ドコモ光(光ファイバー)
- iPadなどのタブレット
- WiFiルーター
- デジタルフォトフレーム
手続き漏れのないように、確認しておきましょう。
何も手続きをしないとどうなるか
そのまま請求が続きます
「承継」や「解約」の手続きをしないと、当然ながらドコモは契約者が亡くなったことを知ることができません。
そのため、亡くなった契約者の名前で毎月の基本料金の請求が続きます。
クレジットカードや引き落とし口座の解約が手続きがされていると、最終的には、通常の未払いと同じように、回線が停止されて、料金滞納による強制解約になります。
そして、未払料金の支払いについて、ドコモからの督促状や内容証明郵便が届くことになります。
亡くなってしばらく経った頃に、故人宛の督促状が届くというのも、気分のいいものではありません。
忙しい日々を過ごされているかとは思いますが、ドコモの解約手続きは早めに行っておくことをおすすめします。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/change_release/mortality/